2004年12月24日更新
瀬河華織がテレビに出演します。
番組は、TBSテレビの「風になる」
放送日は2004年12月31日(金)
23時24分~
「風になる」とは、スポーツ、音楽、文化、芸術、ボランティア、研究など様々な分野で将来を夢見て真剣に頑張っている人たちを紹介します。その人やグループを支えてる周囲の方々などのインタビューも交え、日頃忘れがちな、「目標をもって生き抜くことの素晴らしさ」「情熱」を番組を通じてお届けいたします。颯爽と吹き抜ける風のごとく全力で進んでいくことの爽快さ、生きる喜びを分かち合い、ご覧になっている皆様に明日へのエネルギーにしていただきたい。(TBS「風になる」ホームページより)
http://www.tbs.co.jp/kazeninaru/index-j.html
TBS「風になる」ホームページ
今回の取材では、亜甲絵里香の舞踊活動30周年記念公演で国内初演する「オルフェウス」から、オルフェウスが振り返ってしまったため黄泉の国へ引き戻された妻の悲しみの踊りを、亜甲絵里香の美しくドラマティックな振付と、瀬河華織の深い表現の美しい舞いでお見せします。
撮影ではただ形だけの踊りではないため、表情のアップなどを多用した表現に重点を置いた撮り方となりました。 放送は「Kー1プレミアム2004」の直後、2004年最後のニュースの前です。
通常この番組は日曜日の夜9時54分から放送されていますが、大晦日に放映が決まったのは、年末で番組編成が変わっていることと、凄惨な格闘技のあとに正反対の美しい舞踊を見ることで、心さわやかに新年を迎えるようにしたいとの意図が制作者にあったと聞いています。
瀬河華織の踊りが放送を見ている多くの視聴者の方々に美しい感動を送ることが出来れば、これほどうれしいことはありません。 取り上げて下さったテレビ局の方々に感謝致します。
2003年6月22日更新
ロシア国立ノボシビルスク・オペラバレエ劇場主催「国際婦人デー記念コンサート」が3月9日の開催され、亜甲絵里香の「オルフェウス」が盛大な拍手で迎えられました。
本番2日前にコンサートホールのステージで行われたスタッフの下見を兼ねたリハーサルで、踊りを見た照明のスタッフ達が興奮し、亜甲絵里香が提出した照明プランに対して「この作品の照明をするには今のこのホールの照明設備では貧弱で思い通りの照明が出来ない。照明器具を増やして2日間かけてセッティングをします。そして照明プランよりももっと素晴らしい照明にして見せます。」といわれたのです。そしてその直後から大量の照明器具が運び込まれ作業が始まりました。
本番当日に行われたリハーサルでは、バレエ団長が付きっきりで亜甲絵里香の注文を聞きながらスタッフに細かい指示を出し、期待以上の照明に仕上がりました。 その効果は幻想的な幕開けと同時に、大きな拍手が沸き起こったことで実感できました。
モダンの作品はストーリーがつながっていて、クラシックのパ・ド・ドゥのようにストーリーを中断して拍手をもらうと言うことはないのですが、それぞれのパートが終わるたびに拍手が湧き、終演と同時に一瞬の間をおいて更に大きな拍手が起き起こりました。
そして初演の振付家として亜甲絵里香が主役のグラシェンコさんに迎えられて舞台に現れると拍手は大きな手拍子となりました。
楽屋に戻ると後を追うようにバレエ団長が来て「貴方は今回の短い時間の中で、本当に良くうちの団員達を指導してくれました。そして貴方は団員達にモダンのテクニックや表現だけでなく“心"と言うものを教えてくれました。彼らのこれからの人生は大きく変わって行くことでしょう。本当にありがとう。ありがとう。」と何度も何度も言われ、瀬河華織に対しても「離したくないダンサー」と言われました。
そして「これで終わりではありません。私達はステップの1段を上がったにすぎません。このオルフェウスをオペラバレエ団のレパートリーとして上演していきます。そして更に大きな仕事をしていくためにお互いに協力をしていきましょう。」などと情熱を込めて話されました。
「オルフェウス」という創作バレエ作品で、亜甲絵里香の名前をロシア国立のオペラバレエ劇場に刻み込むことが出来ました。 これからも協力し合って行くことを確約したことなど、今回の亜甲絵里香の訪露は大成功であったと思います。
亜甲絵里香の作品のテーマは常に「平和・希望・愛」です。 イラクで現実に戦争が起こり、北朝鮮も非常に危険な状態にある今の時代に、このテーマは更に重みを増してきています。 「平和・希望・愛」を訴えるために、亜甲絵里香はこれからも世界的に活動を続けていきます。
2001年7月3日更新
ロシア・ノボシビルスクで開催された「国際振付家コンテスト」に参加。
亜甲絵里香の振付で瀬河華織が「安達原」と「希望への脱出」の2作品を踊りました。
初めてのロシアで、それもまずモスクワまで飛んでそこからロシアの国内線で約半分くらい戻って、ようやくノボシビルスクに着くという、行くのも大変、言葉も大変な中、1次予選は「シベリアン・フェア」の会場。その直後に30キロ離れた科学都市「アカデムゴロドク」へバス移動して文化センターでガラ・コンサート。
翌日の第2次予選は市内の「鉄道員の文化センター」で。そして決選は「国立オペラ・バレエ劇場」で行われ、受賞者は翌日また「オペラ・バレエ劇場」でのガラ・コンサートに出演するという、ハードでありとても貴重な経験をすることが出来ました。
それとチルドレン・ダンスに参加した、ヤクーツクやトムスクから来た子供達が大ファンになってくれたこと。クラシックバレエの審査員が高い評価をくれたことなど、大きな収穫がありました。
2000年4月12日更新
瀬河華織が4月12日、単身フランスへ旅立ちました。 これから3ヶ月間、南仏Toulon近郊のCollobrieresに滞在します。初めての一人旅でしたが、パリ・シャルル・ド・ゴール空港で、兄の瀬河寛一と落ち合った後TGVで現地に向かいました。
現地では寛一が仕事を共にしている振付家Renee Bellini PERECEVALの指導と振り付けを受けます。当初の予定では、6月30日Toulonの Theatre Comediaでの1公演でしたが、到着してみると、5月1日と6月中旬の2公演が追加されていました。そしてこの3公演は、それぞれ会場も作品も別なもので、華織は各作品で主役を努めます。
滞在中は、兄寛一と2人で振付家宅の近くの貸家を借りて住みますが、寛一が6月はKhalid Benghribと共にモロッコへ行くため、この1ヶ月間は振付家の家にホームステイします。
Madame Reneeはパリで見た寛一の踊りに《心を感じて》仕事を申し入れた経緯もあり、母の亜甲絵里香と同じく《心》を重視した作品創りに華織も違和感はないようで、既にかなりハードな練習に入っています。
Collobrieresは中世からの名所旧跡も多く、観光地としても知られているところで、南仏のなだらかな山に囲まれ海にも近く、大自然に恵まれた素晴らしい環境にあります。
ホームステイする振付家の家庭は4才の腕白坊やをはじめとする大家族で、この3ヶ月間の体験は、彼女の人生に計り知れない良い影響をあたえるものと期待しています。