2011年2月1日更新
メトロポリタンオペラ「ニクソンインチャイナ」に瀬河寛司氏、他ニューヨークで活躍中の日本人ダンサー達4人が出演!
ジョン・アダムズ作曲のオペラ《ニクソン・イン・チャイナ》が2月2日から19日まで、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場で、ジョン・アダムズ自身の指揮、ピーター・セラーズの演出、そしてマーク・モリスの振付により上演されますが、このオペラにDPNY代表の瀬河寛司氏と他ニューヨークで活躍中の日本人ダンサー達4人が出演します。
1987年に初演された《ニクソン・イン・チャイナ》はアメリカを代表する振付家マーク・モリス氏によって振付けられました。通常のオペラのように突然バレエシーンにダンサーが登場して歌手の背後で踊るというのではなく、ダンサー達自身が物語において重要なキャラクターとなり、踊りを通してストーリーを展開していく大変魅力ある設定となっています。見所は戦いの場面などアクロバティックも多く取り入れエキサイティングなシーンが繰り広げられる第2幕、そして主人公であるニクソン大統領と毛沢東両夫妻の心情を反映した数々の美しいパドドゥ(瀬河氏と山崎氏)が踊られる第3幕となります。
メトロポリタンオペラ
『Nixon in China/ニクソンインチャイナ』
神奈川県出身。 母である亜甲絵里香のもとでモダンダンスを始め、ユニークバレエシアターにてクラシックバレエを堀内完、堀内充に師事。1997年文化庁派遣芸術家在外研修員に選出され、渡米。
ニューヨークのアルビンエイリースクールにて学び、その後エイリーII に入団。2002年-2010年まで振付家ロバート・バトルのバトルワークスダンスカンパニーに所属。
2004年振付家マーク・モリスとの仕事を始め、現在に至るまで毎年数多くのモリス版プロダクションに出演している。
指導者としても活躍し、全米各地の教育機関に招待され指導、振付を行っている。
2009年ユースアメリカグランプリ、フィラデルフィア予選コンテンポラリー部門にて振付者賞を受賞。
現在アメリカンバレエシアター・サマーインテンシブ並びにABTサマー大学プログラムのモダン講師を務める。
2006年「ダンスプロジェクトニューヨーク」を設立。アメリカ・日本両国にてワークショップを開催し、次世代のダンサー達への育成にも情熱を注いでいる。
www.dpny.orgニューヨーク市出身。幼少よりバレエを始め、スクールオブアメリカンバレエ(SAB)、セントラルペンシルベニアユースバレエ、グリニッジバレエアカデミーで学ぶ。子役ダンサーとしてアメリカンバレエシアターの数々のプロダクションにも出演した。
コンフィギレーションダンスシアター、アメリカンレパートリーバレエ団で踊り、古典から現代作品まで多くのレパートリーを踊った。またチャリティー活動も行いアフリカのケニアにて、エイズにより両親を失なった子供達を救う"Come Unity" プログラムにも参加した。最近ではトリューピラティスセンターにて、ピラティスの資格を取得した。
広島県出身。4歳よりバレエを始め石原アカデミー在学中に浅川高子(元グラハム舞踊団プリンシパル)にグラハムテクニックの指導を受ける。
高校卒業後渡米しニューヨークのジュリアード学院(BFA) にて様々なダンステクニックを学ぶ。卒業後、振付家Wally Cardonaと活動開始今に至る。
大阪出身。18歳から大阪のフリーウェイダンススタジオで谷寿美に師事。カリフォルニア州グレンデールコミュニティカレッジのダンス/振付科を終了。またニューヨークのメリーマウントマンハッタン大学でもダンス科に修学。
今回のメトロポリタンオペラの出演以外にも、ブロードウェイトライアウト公演トリップオブラブ、メキシコのコンテンポラリーカンパニーTania Perez Salasとアメリカ各地を回る。また、男性コメディーバレエ団グランディーバでも、東南アジアツアーと東京公演に出演。
その他にも日本国内多数、劇団四季のアイーダなど、世界各地を飛び回っている。
東京都出身。体操種目の競技エアロビックで全日本3度の優勝。2008年の世界大会4位で競技を引退。その後、ダンサーに転向、2009年6月にNYに渡米。
NYではファイナンスヤング氏にバレエを師事。様々なダンス教室でバレエ、モダン、コンテンポラリー、ジャズを学ぶ。
メトロポリタン歌劇場のウェブサイト(アダムズのインタビュー動画を視聴可能)
METライブビューイングプログラム
このオペラは2月12日に全米各地1500の映画館ならびに世界54カ国の映画館にて、METライブビューイングプログラムにより同時生放送されます。
日本では2月26日から3月4日まで、この舞台の録画映像を日本全国各地の映画館で観ることが出来ます。日本人ダンサー達の活躍を是非応援しに行きましょう!