亜甲絵里香の子供達、世界の舞台で大活躍!!

山花智子

エリカバレエスタジオでは、亜甲絵里香先生のご指導のもと、11月8、9日にアメリカのロサンゼルスにあるバーバンクヒルトンホテルで開催されました「第2回ダンスコンベンション・ロサンゼルス地区大会」に、山花玲美、他2名の生徒が出場しました。

コンベンションでは、本場アメリカのエネルギッシュなジャズ系の作品が多く、美しくドラマティックで表現豊かな絵里香先生の作品は、審査員や観客から最も多くの注目を集めていました。興奮と熱気に包まれた会場で、日本から参加した生徒たちは、夢の大舞台で踊れる幸せをエネルギーに変え、絵里香先生独自の誰にでも理解され、感動を与えられる表現法の指導を受けてきた成果を十分に発揮しました。その成果は下記の通りです。

山花玲美 「夢の花園」 プラチナ賞
山嵜優衣 「天使のささやき」 プラチナ賞
ワークショップ 特別賞
総合 スカラシップ賞
群舞 「オズの魔法使いより」 ゴールド賞
特別賞
亜甲絵里香 振り付け 振付家賞

審査員が、ハリウッドを代表する振付家をはじめとする有名な方々ばかりであることはもちろん、テクニックだけでなく、ダンサー一人一人の個性と将来性を尊重して審査が行われる「ダンサーを育てるためのコンクール」であることに、このコンベンションの真の素晴らしさを感じました。

また、ダンサーー人一人に観客から盛大な拍手と大歓声が沸き上がり、日本から出場した3人の神秘的で表現豊かな踊りには、審査員の方々までが立ち上がって拍手をして下さいました。コンベンション終了後も、たくさんの方々に「とても美しい踊りだった」と声をかけていただき、心温かい雰囲気を感じました。

コンクール前日まで、絵里香先生のご子息でありアメリカでプロのダンサーとして活躍されている寛司先生、そしてそのご友人であり同じくプロのダンサーとして活躍されているジェシカ先生には、大変お世話になりました。ロサンゼルス滞在中、毎日のように朝早くから夜準くまで、いろいろな素晴らしい場所に連れて行っていただきました。

ハリウッドスターの住むビバリーヒルズの豪邸巡りでは、住む人の個性や思いが感じられる広い庭園も豪邸も素敵で、まるで夢の花園を散歩している気分です。色とりどりの花々が咲き誇る庭園からは、今にも「天使のささやき」が聞こえてきそうです。

ユニバーサルスタジオでは、迫力万点のアトラクションの連続に、皆大声で叫んだり、ワンワン声を上げて泣いたり、普段は見られない驚きの表情を浮かべ、刺激的な体験となりました。

これら全ての感動的で貴重な経験を通し、見て感じたことが心の糧となったからこそ、より心のこもった表現力豊かな踊りを踊ることができたに違いありません。 コンクール当日と翌日には、ワークショップも行われました。朝8時30分から午後3時まで、昼食以外は休憩もなく、ジャズ・クラシック・タップのレッスンが続きます。スタイルのよさと自信の大きさをアピールするかのような大胆なレオタードを着たアメリカの子供たちに、皆驚きを隠せない様子でした。レッスンが始まると、先生だけを一心に見つめて、自分の感性を生かし個性的に踊る姿に驚かされます。

周囲の子供たちに圧倒されることなく、必死についていった3人が、ワークショップの総仕上げとして舞台上でジャズやタップダンスを踊る姿を見て、感激で熱いものが込み上げてきました。この経験が、今後の大きな自信につながっていくことを心から願っています。

今回夢のようなチャンスを与えて下さった絵里香先生、ロサンゼルスで感動を共にして下さった華織先生、コンベンションの紹介から研修の計画・実行まで全てのお世話をして下さった寛司先生とジェシカ先生、陰でいつも支えて下さる正岡さん、そして応援して下さった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

なお、プラチナ賞、及び金賞受賞作品は、来年ニューヨークで開催される決戦大会に出場する権利が与えられております。決戦大会出場に向けて、多くの試練を乗り越え、よりたくさんの人々を感動させる踊りを踊ってくれることを期待しています。

同時に、亜甲絵里香先生の愛と希望に満ち溢れる感動的な舞踊が世界に益々広がりますことを心より願っています。

セーヌ 2004年 冬 第52号掲載

Contact

これまでに雑誌、新聞等で掲載された記事をご紹介します。